滋賀大学(滋賀県彦根市)は12月8日、「インキュベーションセンター オープニングセレモニー」を開催した。
同大は2025年4月、彦根キャンパス内にイニシアティブ棟を新設し産学官連携拠点として活用を始めていたが、このほど同棟2階にインキュベーションセンターが開設された。インキュベーションセンターは研究者や学生、同大発ベンチャーなどが活用することを想定している。
滋賀大学は2013年に採択された文部科学省「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」を契機に社会連携を強化してきたほか、2017年度に新設したデータサイエンス学部でも文理融合教育や社会人教育・社会連携を推進してきた。現在は学長直轄の産学公連携推進機構が、社会連携・地域連携、アントレプレナーシップ推進などを主導しており、イニシアティブ棟はその拠点としての役割を果たす。
また、同大では既に6社の「滋賀大学発ベンチャー」を認定しており、今回のイベントではそのうちデータサイエンス学部・研究科発の3社(合同会社mitei、ディナレッジ株式会社、株式会社Diveto)の代表らが起業の経緯や事業について発表した。
(画像は同大ウェブサイトより)
