
明治大学発ベンチャーのポル・メド・テック(神奈川県川崎市)が、2027年度中にブタの臓器をヒトに移植する1例目の臨床試験の実施を目指している。
同社は2017年2月に明治大学の研究チームによる体細胞クローニングの研究成果を基に設立された明治大学発ベンチャーで、明治大学地域産学連携研究センターに拠点を置く。遺伝子改変ブタを用いた異種臓器移植用臓器・組織の製造・供給を事業ドメインとしており、提携先の米ベンチャー・eGenesis社が開発した多遺伝子改変ブタの遺伝子設計を基にした体細胞核移植技術の日本国内での再現、生産に取り組んでいる。
2025年2月には、養豚機器メーカーの株式会社セキネ(埼玉県深谷市が約4億円を出資するなど、総額5億円超の第三者割当増資を行い、研究開発・生産体制の整備を行ってきた。
米国ではeGenesis社の技術でブタ腎臓を移植した患者の治験が進んでおり、これを受けて同社は日本での治験実現へ向けた開発や体制、環境の整備を進めてきた。昨年10月の日本移植学会総会では、同社創業者の長嶋比呂志・明大教授が2027年度にも異種移植の治験を開始する計画だと発表した。
(画像は同社ウェブサイトより)






