自治医大発AIベンチャーのDeepEyeVisionが資金調達とサービス開始を発表

自治医科大学発のAIベンチャーであるDeepEyeVision株式会社(栃木県下野市、以下DeepEyeVision)は、株式会社ディープコア(東京都文京区、以下ディープコア)および株式会社INDEE Japan(東京都中央区、以下INDEE)から資金調達を行ったことを発表した。調達額は非公表。

同社は資金調達の発表と同時に、眼科医の診断速度・制度の向上を目的としたクラウド型AI診断支援ソリューション「DeepEyeVision」の提供開始も発表した。これは同社が自治医科大学と共同開発した画像診断AIを用いたクラウド型眼科画像診断サービスで、医療機関が診察時に撮影した眼底画像をシステムにアップロードすると、画像診断AIによる解析が行われ、その結果を提携する大学眼科の読影医がチェックして診断結果が医療機関に送られる。

ソリューションは既に自治医科大学附属病院健診センターや複数の医療機関で先行利用されているといい、2月7日・8日に東京で行われる日本総合健診医学会第48回大会でも展示される。

DeepEyeVisionは2016年、自治医科大学の髙橋秀徳准教授が設立し、拠点を東京都文京区のディープコア内に置いている。ディープコアはソフトバンクグループ傘下のベンチャーキャピタルで、DEEPCORE TOKYO1号投資事業有限責任組合を通じて出資を受けた。

(画像はDeepEyeVisionウェブサイトより)