東邦銀行(福島県福島市)は、東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社(宮城県仙台市、以下「THVP」)が運営するTHVP-2号投資事業有限責任組合(以下、THVP2号ファンド)への出資を決定したと発表した。既に組合員契約を締結している。
東邦銀行は2015年にも、THVPの1号ファンドであるTHVP-1号投資事業有限責任組合に2億円を出資する契約を結んでいた。
THVP2号ファンドは、THVPが2020年10月26日に設立・ファーストクロージングを行ったファンドで、既に東北大学や東北電力が出資を決めている。
同ファンドの投資対象は主に、東北大学をはじめとする東北エリアの国立大学による研究成果の事業化だが、スタートアップだけでなく第二創業的に新規事業に取り組む既存企業も対象となる。
THVPの発表によれば、同ファンドの投資領域は「地域における産業クラスターの形成の布石となりうる、社会や市場経済にインパクトを与える先導的な技術領域」で、Society5.0社会構築に資するロボティクス、ヘルスケア、AI・IoT等の関連領域も投資領域とする計画。
THVPは東北大学が100%出資するベンチャーキャピタルで、2015年設立。
(A-START編集部、画像は東邦銀行ウェブサイトより)