ヤマハ発動機株式会社(静岡県磐田市、以下・ヤマハ発動機)は1月21日、早稲田大学発ベンチャーの東京ロボティクス株式会社(東京都新宿区、以下・東京ロボティクス)に出資および技術供与を行う契約を締結したと発表した。静岡新聞の報道によれば出資額は2億円。東京ロボティクスの転換社債型新株予約権をヤマハ発動機が引き受ける形となる。
ヤマハ発動機は2015年に米国子会社「ヤマハ・モーター・ベンチャーズ&ラボラトリー・シリコン・バレー(YMVSV)」を設立、2018年には運用総額1億米ドルの自社ファンド「ヤマハモーターエクスプロラトリーファンド」を米国に設立するなど、都市交通や自動化技術などの分野でベンチャー投資を行ってきた。
東京ロボティクスは人間と共に作業する「協働ロボット」の高度化に必要な間接柔軟性技術を有していることから、ヤマハ発動機は自社の量産化能力を活かして協働ロボット市場に参入するとしている。
東京ロボティクスは2015年設立の早稲田大学発ベンチャーで、早稲田大学リサーチイノベーションセンターインキュベーション部門の会員企業であるほか、坂本義弘代表取締役が早稲田大学次世代ロボット研究機構の招聘研究員を務めている。
画像は東京ロボティクス社ウェブサイトより