ジェイファーマウェブサイトより

杏林大学発ベンチャーのジェイファーマ株式会社(神奈川県横浜市、以下「ジェイファーマ」)は1月7日、ラウンドDとして総額5億円を第三者割当増資で調達したと発表した。同社のラウンドDにおける累積調達額は総額22億4600万円。

引受先は米大手資産運用会社フィデリティ系のベンチャーキャピタルEight Roads Venturesと、米欧に拠点を置くベンチャーキャピタルのF-Prime Capital Partners。

ジェイファーマは、杏林大学の遠藤仁名誉教授による長年の研究成果を基に2005年12月に設立された杏林大学発ベンチャー。同社は、様々な物質を細胞内に運ぶ「トランスポーター」と呼ばれる特殊なたんぱく質の中で、特にSLCトランスポーターと呼ばれる細胞膜表面のトランスポーターを標的とした医薬品の開発を行っており、複数の新規薬剤について臨床開発を進めている。なお、遠藤仁氏は2020年6月に代表取締役会長を退任し、現在は創業者兼フェローを務めている。

同社は今回調達した資金および引受先のネットワークを活用し、医薬品の最大市場である米国市場における展開を進める方針。日本経済新聞電子版の報道(2021年1月7日付)によれば、2022年秋にも米国拠点の立ち上げを、2024年にも米国での承認申請を見込むという。

(A-START編集部、画像はジェイファーマウェブサイトより)