核酸医薬品を開発するルクサナバイオテクがシリーズAで6.5億円を調達

大阪大学発ベンチャーのルクサナバイオテク株式会社(大阪府吹田市、以下ルクサナバイオテク)は2月10日、シリーズAラウンドで総額6.5億円の第三者割当増資を完了したと発表した。引受先は以下の通り。

  • 大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社
  • 日産化学株式会社
  • 住商ファーマインターナショナル株式会社
  • みずほキャピタル株式会社
  • 池田泉州キャピタル株式会社

大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(大阪府吹田市、以下OUVC)は2018年3月に同社1号ファンド(OUVC1号投資事業有限責任組合)を通じて1億円を出資しており、取締役も派遣している。同社は今回2億円を追加出資した。他の4社は初の出資となり、各社ごとの出資額は公表していない。

また、これに先立ってルクサナバイオテクは2019年9月と11月に日本政策金融公庫の「挑戦支援資本強化特例制度」を活用した資本性ローンによる1.3億円の融資を受けている。

ルクサナバイオテクは、大阪大学大学院薬学研究科・小比賀聡教授の人工核酸に関する研究成果を基に、2017年12月に設立された大阪大学発ベンチャーで、核酸医薬品の開発(創薬)を行っている。今回出資した日産化学株式会社、住商ファーマインターナショナル株式会社とは既に事業連携を実施しており、今後は創薬プロジェクトの共同展開など連携を加速するとしている。

(画像はルクサナバイオテクウェブサイトより)